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ベルセルク12巻のあらすじと感想

ベルセルク12巻のあらすじと感想

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風の鎮魂歌(レクイレム)

○あらすじ
鷹の団は、ミッドランド国境にいた。誰も何も言わないが、兵士たちの顔には疲れと不安が浮かんでいる。

コルカスが、ワイアルドの言っていたことはでたらめだよな、と尋ねる。グリフィスがもはや剣も持てず、馬にも乗れないということだ。

ジュドーは、グリフィスは答えることができない、と言った。

○感想
広がる草原と、美しい夕焼け空がとても美しく、またとても悲しいです。コルカスの嘆く気持ちはよくわかります。貴族になるはずだったのに。

そういう名利だけでなく、コルカスもまたグリフィスのカリスマ性に魅了された一人だったのでしょう。


黄昏の戦士達

グリフィスの包帯を替えるキャスカ。グリフィスはキャスカにのしかかる。グリフィスは震えていた。

ガッツとジュドーは二人で話していた。ジュドーはここにいる連中と盗賊でもやろうとしているようだ。そうすればグリフィスの面倒を見れると。

表紙のガッツとキャスカ、幸せそうで泣けます。二人を今後待ち受けている運命を考えると。

ジュドーはグリフィスがあんなことになっても、まだ鷹の団の一人なんですね。

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路地裏の少年

グリフィスは、キャスカとガッツの話を聞いていた。馬車の中のグリフィスの前に、白き鷹として輝いていた甲冑姿のグリフィスが現れる。

こんなところで何を怯えている、という甲冑姿のもう一人の自分。そして、グリフィスは路地裏を駆け回っていた少年時代の自分も見るのだった。

黄金時代のグリフィスと、今のグリフィス。その落差が大きいだけに、私もショックを感じます。


ベヘリットを手にしたグリフィスは、ゾッドやワイアルドの語っていたことを思い出す。ガッツは、グリフィスを追い込み、あんなふうにしてしまったのは自分なのか、自分に何ができると自問自答していた。

ガッツはとても苦しかったでしょう。グリフィスの真の友になるために選んだ道が、彼を心ならずも追い込んでしまったのですから。


約束の刻(とき)

ガッツがグリフィスの肩に触れた時、ベヘリットはばらばらだった眼や鼻が整列し、血の涙を流す。それと同時に、ガッツもグリフィスも、鷹の団も、異様な空間にいた。

空には欠けた太陽が輝き、地面には巨大な人面が並んでいた。

リッケルトは旅芸人の一座に拾われていた。彼はグリフィスたちが待つはずの国境地帯に来たのだ。彼は団長から何にでも効くという魔法の粉をもらい、別れを告げる。

あの蝕の世界は、ほんとうに恐ろしいです。リッケルトが真っ青なのは、仲間がみな、使徒どもにやられてしまったからです。


降臨

巨大な女が立ち上がり、黒い翼を広げる。空からは異様な男の顔が降りてくる。地面の顔の中から、病気をしたような風貌の男が現れる。

そして、天に浮かぶ欠けた太陽から、またも巨大な人影が。巨大な脳と、ひどい拷問でもされたような風貌の人物だ。

本当に恐ろしい光景です。私はゴッドハンドや使徒のいない世界に生まれてよかったです。いや、本当はこの世界にもいるのかもしれませんが。

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人外百鬼

ユービックは、覇王の卵を手にしたときから、グリフィスは自分たちの眷属になる資格を得ていたと語る。そして、ここにいるすべての使徒がベヘリットを使って「あるべき姿」を手に入れたとも。

不死のゾッドもワイアルドも、みなベヘリットを使ってあるべき姿(化け物)になったんですね。ゾッドはなぜ絶望し、何を捧げたのでしょう。

使徒たちは変身を始め、恐ろしい姿になります。鷹の団を使徒が囲みます。


そびえ立つ巨大な腕。手のひらにはゴッドハンドと、グリフィスがいた。ボイドは、お前ほどのものが恐ろしいのか、超常の者としての我らがか、それともお前がこれから辿る未来?と尋ねる。

そりゃ恐ろしいのはボイドの顔です…まあそれは置いといて。ユービックはお前が何者かを知るために、お前の意識界の真実を見せると言います。


決別

ボイドは、「天空の城目指し、頂に屍を積み続ける、それがお前だ」と語る。スランは、鷹の団の者たちはあなたを暖かく迎え入れるでしょう、そしてあなたは傷ついた身を彼らに委ねて生きていけると説く。

「すべてを過去に変えて、夢の残骸に埋もれて」と。

グリフィスは夢の残骸という言葉に思うところがあったようです。残骸に埋もれて平和に生きていくという選択を彼がすれば、この後の悲劇も起きなかったのですが、やはり彼は渇望を捨てきれなかったということになります。


襲い来る異形の怪物たち。鷹の団の者たちは、次々と餌食になってしまう。

鷹の団の兵士たちは、戦場でも名の轟いている存在です。その彼らが、たやすくやられてしまっています。

208ページ、2巻に登場するナメクジ伯爵もいます。
12巻のネタバレ有りレビュー


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