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ベルセルク13巻のネタバレ有りあらすじ・感想

ベルセルク13巻のネタバレ有りあらすじ・感想

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千年前に、覇王ガイゼリックがこの地を支配していたことも考えると、やはり髑髏の騎士がガイゼリックなのでしょうか。彼の覇王という名と、覇王の卵との名前のつながりも気になります。

キャスカを助けるため、ピピンが単身使徒の攻撃を食い止めます。ジュドーがキャスカを馬で逃します。離れながらピピンの無事を祈るキャスカ。しかし彼が倒されてしまうところは泣けます。

コルカスの部下も次々と犠牲になり、コルカスは一人逃げます。コルカスの名言「目がさめりゃあ…また…何でもねえオレがいるんだ…」。確かに、鷹の団に参加して貴族になるなんてことは、まさに夢のような物語でした。

怪物に抱きつき、どうしてオレって奴はと言っていたことを考えると、コルカスは決して軽薄で即物的な自分をよしとはしていなかったのでしょう。ガッツが夢のために鷹の団を抜けると言ったのに反発したのも、ガッツに対する劣等感や妬みがあったのかもしれません。

コルカスを誘惑した使徒は、1巻の冒頭でガッツに殺された奴でしょう。ガッツが仇をとってくれたわけです。

キャスカの名言「これが私達の血塗られた旅の終着点なの!?それともこれは本当に、あなたの望んだ悪夢…!?」。

グリフィスの剣になりたいと願っていたキャスカをこんな目に遭わせるとは。

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ジュドーの最後

襲い来る使徒の攻撃を身を呈してキャスカから守るジュドー。ひどい怪我を追います。二人の乗る馬は地を這う使徒に足を攻撃され、二人は地面に投げ出されます。

黒い使徒のムチのような触手が次々にジュドーを襲いますが、ジュドーはキャスカをかばったままです。最後の一本のナイフを投げるジュドー。

当たったかとキャスカに聞くシーン、ナイフに自信を持っていた彼の矜持(きょうじ)を感じます。ガッツにナイフで一番にはなれなかったと語っていましたが、もはや一番の腕前だと思います。

自分をおいて逃げるようにいうジュドーですが、キャスカは聞きません。口は達者だったけれど、大事な一言をキャスカに言いそびれてしまった彼。

やはり、ジュドーはキャスカのことが好きだったんですね。ジュドーの名言「自分じゃもうちょっと器用なやつだと思ってたんだけどなァ」。そう心でつぶやいて、彼は落命してしまいます。グリフィス許せん!

グリフィスはジュドーが彼のことを盗賊をしながら世話をするつもりだったのを知っていたんでしょうか。いや、知っていたとしても生贄に捧げてしまう、それが魔というものなのでしょう。

キャスカはジュドーの死を悲しみつつ、剣をもって使徒に攻撃します。しかし剣は奴らに壊されてしまい、捕らえられてしまいます。


沈んでいく

グリフィスは、体を失った状態で不思議な空間を沈んでいきます。そこには彼が捧げたことによって死んだ彼の部下たちの無残な死がありました。しかし、不思議だ、何も感じないというグリフィス。

日の差す高いところから、闇に包まれた深き所へと沈んでいくということは、象徴的です。明るい日の差し込む、しかし神が救ってくれない人間の世界。暗いけれど人外どもの神が救ってくれる魔の世界ということだと思います。

深く沈んだグリフィスに、彼の最後に流した涙の結晶が現れます。そして、水面から上へと浮かび上がる、たくさんのベヘリット。人間の世界で絶望した人々の流した涙が深淵へと流れ落ち、それが異界への呼び水となって再び舞い上がっているようです。

そこには神がいました。深淵の神の名言「人は自らを引き裂くほどの苦痛に直面した時、心凍てつかせる」。確かに。そしてそれは、人間の神が救ってくれないからでもあります。

このあと、実は単行本未収録の83話があります。私は内容が気になって、ネットで読んでしまいました。ただ、三浦建太郎先生があえてカットしたことから、それを読まないという選択も正しいと思います。

一応当サイトでも83話のあらすじと考察を書いておりますが、これを読まれるかどうかはまさに各自のご判断におまかせします。

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ガストン

ガッツは地面に落ちました。そこは鷹の団の無残な姿と、血の池が広がっていました。あまりの惨劇に嘆くガッツ。

そこに、仕立屋志望のガストンが現れます。彼が生きていたことを心から喜ぶガッツ。ガストンは、自分たちはいつの間にか、誰かが描いた摩訶不思議な物語の中に入り込んじまったのかもしれないと語ります。

そして自分はその他大勢…こう語った時、ガストンの頭を破って醜い化け物が登場してしまいます。ガストンは私のお気に入りキャラだっただけに、敵が許せません。

そう、ガッツもキャスカもジュドーも、鷹の団はみなその他大勢だったのです。深淵の神の描いた血塗られた物語の中では。

ガストンの剣を手にしたガッツ。ピピンが立っているのを見て喜びますが。


転生

キャスカを助けるためにガッツは使徒と戦いますが、魔物に噛まれて動けなくなります。しかし、使徒どもの動きが止まります。

手のひらの上で、ついに翼を得たグリフィスが誕生しました。

ガッツの目の前に降り立ったフェムトはキャスカを抱きます。まるでガッツに見せつけるかのように。怒りに燃え、「グリフィス!」と叫ぶガッツ。折れた剣を手にグリフィスに駆け寄ろうとします。

グリフィスは行為を止めません。ガッツは魔物によって隻眼にされてしまい、その目に最後に焼き付いたのは哀れなキャスカの姿でした…。

そこに髑髏の騎士が太陽を破って侵入してきます。ボイドに斬りつけますが、ボイドの頭上に壺のようなものが生じて、剣を跳ね返します。これはクラインの壺というものだそうです。騎士といいボイドといい、予想外の展開です。

やはり騎士がボイドに斬りかかったのは、天使長であるボイドに恨みがあるからでしょう。


救い出す

髑髏の騎士の過去は、明かされる時が来るのでしょうか。とても楽しみにしているのですが。

あれだけ体を痛めつけられてしまったグリフィスですが、フェムトに転生したことで一転、超常の力を操るようになりました。彼自身、驚いているように感じます。

髑髏の騎士はガッツとキャスカを馬に乗せ、太陽から出ていきます。それに向けてフェムトは再び力を使おうとしますが、なぜか止めます。

なぜやめたのでしょうか。ガッツに対する愛情や同情が残っていたとは思えません。グリフィスは人の心を捨てたのですから。ただ、ここで殺すまでもない、いつでも殺せると思ったのかもしれません。

あるいは、殺すまでもない存在、取るに足らない存在だと考えて放っておいたのかもしれません。人の身に過ぎないガッツが、どれだけ自分に刃向かえるのかを見たかったのかもしれません。

なにしろ超常の力を身に着けたのですから、人間だった時にはとても手の届かなかった城という夢が、今ではいともたやすく手に入るものになりました。簡単に手に入るがらくたでは、フェムトは満足できないでしょう。

そのために、自分の遊びを面白くするために、ガッツを見逃したのだと思います。それにしてもがらくたを手に入れる遊びのために、キャスカを弄び、ジュドーやピピン達多くの部下を殺した。許せません。


狂気の渦の外へ

蝕の地の外へ出た髑髏の騎士。ゾッドは騎士に片腕をやられていました。まあ彼は再生できますけど。やはりゾッドより騎士の方が強いと思います。

リッケルトにガッツたちの手当をさせる騎士。パックの妖精の粉が役に立ちました。万病に効くそうなので私も欲しいんですが(笑)。

ゾッドに勝負を預ける気はないかと聞く髑髏の騎士。ゾッドはガッツがあの蝕を生き延びたことを知り、驚きます。そして、勝負を預けることに同意します。

しかしゾッドは、ガッツの強運のことを「凶運と言うべきか」、と評します。リッケルトに誰も残っていないと告げる騎士。騎士は彼を乗せて走り去ります。

スランはすべてを見通すことはできない、自分たちもまた神ではないと語っていました。さすがのゴッド・ハンドにも能力の限界はあるようです。深淵の神の能力に限界があるかは定かではありません。

またスランは、5人目の天使が誕生したことで、闇の時が訪れると語ります。彼女の名言「後の人はこの時代のことをこう呼ぶでしょう、暗黒時代と」。5人目が生まれて、深淵の神の執行者たる指がすべて揃ったということでしょうか。

ゾッドは、これからお前の前に広がる夜の世界の中で、人の身にすぎぬお前がどうあがくかを見せてもらおう、烙印の剣士よ、と言います。

実際、ゴッド・ハンドや使徒たちの人知を超越した強さを見ると、人間に過ぎないガッツがどこまで戦えるのか、と思ってしまいます。


ゴドーの坑道

ガッツの前に姿を表したのはエリカでした。リッケルトも駆けつけます。ここはゴドーの坑道で、騎士が連れてきてくれたのです。

キャスカはどこだと叫ぶガッツ。キャスカは、記憶をなくし、しゃべれなくなってしまっていました。あの忌まわしい蝕の記憶、そして強大な魔に直接触れてしまったからでしょう。

ガッツは一人外へと飛び出します。湧き上がる数々の思い出。あの仲間たちがキャスカを残して全員無残に殺されてしまったのです。

美しい自然やかわいい動物たちの姿が、一層蝕の悲劇を浮き彫りにします。美しいけれど、神が救ってくれない人間の世界。

夜になり、雨が降ります。寝転んだガッツは、魔物に転生したグリフィスの姿を思い浮かべます。

そこへくすくすという声が。亡霊のような奴らが現れます。そして髑髏の騎士も。騎士の名言「これがこれからのお前の世界、現世と幽世(かくりよ)の境界、”狭間の世界”だ」。


狭間の世界

今は完全に重なっていない現世と幽世ですが、スランが語ったように、次第に重なって行きます。これが暗黒時代ということでしょうか。

生贄だ供物だと御託を並べてんじゃねえ、と髑髏の騎士に突っかかるガッツ。ガッツの名言「あの顔色の悪い連中に言っとけ!オレは殴られたら必ず殴り返す!オレを食らい残したのが貴様らの運のつきだってな!」

ゴッド・ハンドたちは因果律に選ばれたものです。しかしそれほどの彼らの凶運をガッツは終わらせてやろうというのです。

開戦ののろしを上げたガッツ。神の力を受けているゴッド・ハンド達を相手にどこまで戦えるのか、本当に楽しみです。

しかし、死霊が突如姿を消します。髑髏の騎士はキャスカを見つけたのだと告げ、ガッツは騎士の馬に乗せられます。


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