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ベルセルク26巻のネタバレ有りあらすじ・感想

ベルセルク26巻のネタバレ有りあらすじ・感想

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追い詰められたファルネーゼですが、そこにボウガンが撃ち込まれます。やっとガッツが到着したのです。あのファルネーちゃんがよく一人で頑張りました。

無事かと尋ねられた彼女の顔が本当に嬉しそうです。腰を抜かしてガッツにもたれかかった彼女ですが、顔が赤いです。もしかして惚れちゃった? もしそうだとセルピコと三角関係になっちゃいそうですが…。ピコリンだって強いのに。

女や子どもを助けるガッツたちですが、トロールはまだたくさんいます。ガッツは任せろといい、他の者を逃がそうとします。そしてイシドロにはしんがりが任されました。

やりとげてみせろと言われたイシドロ、奮起します。なにしろガッツの弟子ですからね。


洞窟内の戦い

ファルネーゼは、魔物をナイフでやっつけます。彼女は、キャスカを守ることで自分が支えられた、これは贖罪(すくい)かと自問します。自分が虐げてきた弱い者に助けられているからです。

シールケたちは前後からトロールに挟まれます。そこへ目に見えぬスピードで通り過ぎた何者かが、トロールたちを一閃します。

ガッツはトロールたちをあらかた倒し、潮時かと引き上げようとします。その時、水面の下にピチャーンという音を立てて、女のような影が。不気味です。

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クリフォトの主

トロールたちの死骸から、髪の長い女が起き上がります。ゴッド・ハンドの一人、スランです。

それを見たガッツは斬りかかりますが、彼女の翼に叩き落されてしまいます。会いたかったわぼうやと語りかけるスラン。彼女はいつも彼の慟哭を感じていたと言います。クリフォトは彼女の領域だそうです。

シールケは異変を強く感じ、パックやイバレラも調子が悪いようです。寒気がするパックを初めて見ました。

シールケはやむなく、洞窟を塞ぐことにします。その術が終わるまでにガッツが来ることを願って。


思わぬ助け

抗ってみせて、というスラン。ガッツをいたぶって楽しんでいるようですね。恐ろしい。「何ならあなたも捧げてみる?彼の様に」というのはもちろんグリフィスのことです。

ガッツにとって最大の屈辱になる言葉でしょうが、ガッツは動けません。しかしそこに刃物が飛んできて、スランの翼を斬ります。崩れ落ちたガッツ。髑髏の騎士が現れました。

この場面、ガッツだけの戦いでは彼が危なかったですが、騎士がガッツを助けてくれるのはなぜでしょう。フローラが言っていたように同病相哀れむというのであれば、それはゴッド・ハンドへの復讐を誓った者同士なので助けているということでしょうか。

利用しているだけというのであれば、復讐のために使えるものは使うという感じですか。どちらにせよ、騎士にとって復讐のために、蝕を生き延びたガッツの力は貴重な戦力なはずです。


王さま

スランは髑髏の騎士に「あなたもご一緒する!?王さま」と語りかけます。ということは、騎士は覇王ガイゼリックだったということでまず間違いありません。

スランはもちろん、千年前に何が起きたか、ガイゼリックとボイドはどういう関係かを知っていることでしょう。

世界が重なり始めても、さすがにグリフィスのように受肉していないので、何かに乗り移るようにして降臨するしかないのでしょう。以前にコンラッドが鼠の塊となって姿を現したのも同じだと思います。

そして、他の連中のことなんてしらないわ、と冷たくスランが言います。ゴッド・ハンドは互いのことにあまり関心がなさそうです(笑)。彼らにはお気に入りの局(スフィラ)があり、そこに形もなさずに漂っているそうです。

それにしてもスランの二つ名には娼という字が入っていますから、彼女は人間だったときにそうした商売だったのか、それとも姫だったのか。彼女が何に絶望し、何を捧げたのかとても気になります。

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迫るオーグル達

スランはオーグルたちを発生させ、髑髏の騎士を襲わせます。騎士はガッツが倒すのに苦労していたオーグル達を一刀のもとに切り捨てます。やはり強い。

しかしさすがに次々と湧いてくるオーグルやトロールに騎士も囲まれてしまいます。どうするのかと思ったら、騎士はガッツに「機、なり」と言います。この言葉、かっこいいです。

シールケは術を使いますが、トロールたちが人間の農具を持って攻めてきます。そういえば忍者も、普段は百姓をしている人が多く、農具を武器として巧みに使ったと聞いています。

物理攻撃は防げないと聞き、イシドロが恐怖を捨てて戦うことにします。この辺りのイシドロはかっこいいです。

ガッツは義手の大砲でスランの腹を撃ちます。イシドロはトロールたちを撃退しましたが、鎧をつけたボスが登場します。おまけにトロールを盾にするので、炸裂弾だけでは倒せません。卑怯な。

それでもイシドロはためらいつつ、意を決して突撃します。姿勢を低くし、速い動きで敵のボウガンをかわします。そしてモーガンにもらった剣でダメージを与え、火の短剣で止めを刺します。


入滅

怯むな、という髑髏の騎士の声。幾百幾千の亡者どもの怨念で鍛えしその剣ならば可能という彼の言葉に、ガッツはスランを貫きます。そういえばシールケも狭間の領域に身を置いていると、物質を思いでコントロールしやすくなると言っていました。

ガッツのドラゴン殺しも使徒や死霊どもをたくさん屠った(ほふった)ことで、奴らの領域に近づき、反応しやすくなったようです。

炎を上げて倒れるボストロール。イシドロがやっつけました。ガッツとの稽古、モーガンのくれた剣、そして自分で考えた戦法がやっと実を結びました。

しかし彼は他のトロールに囲まれます。そこにシールケの召喚した腐根(くされね)の主が登場します。その力で崩れ落ちるトロール達。

ガッツと騎士は狭いところに閉じ込められます。スランの強引な降臨と入滅によって領域が混沌と化したそうです。試し斬りには頃合いかも知れぬ、と騎士は剣を抜き、なんと自分の口に入れます。

ガッツのベヘリットも反応します。剣はベヘリットをつなぎあわせたような奇妙な外見に変化しました。「喚び水(よびみず)の剣」です。名前も姿もかっこいいです。


空間を切り裂く

髑髏の騎士が使徒のベヘリットを飲み込んでいたのは、このためだったんですね。驚きました。後にガニシュカも使徒を生きて捕まえ、やつらの体内が異界に通じていることを利用して魔物を作り出しますが、ベヘリットも異界に通じていますからね。

騎士が剣を振るうと空間が切り裂かれ、あの渦が現れます。地獄の渦です。そこから亡者たちが現れ、魔物を引き込みます。この剣の威力はすごいです。

ただ、亡者はガッツたちも引きずり込もうとします。騎士がもう一度空間を裂きます。

もうこれ以上抑え切れないと倒れるシールケ。そこへガッツが後ろから現れます。「空間を斬り異層を潜り抜けた」と騎士が言い、姿を消します。

クリフォトは姿を消し、森の姿に戻ります。村に戻り、セルピコと再会を喜ぶファルネーゼ達。セルピコのこんなに素直な笑顔を見たのは初めてかもしれません。

彼らの姿を見たガッツは、キャスカ、ジュドー、ピピン、コルカス、リッケルト、そして後ろ姿のグリフィスを思い出します。みんなこの頃は輝いていました。

ガッツの名言「なかまか…もう再度と…そう思っていたんだがな…」。泣ける一言です。


古き友

鎧に護符を施すフローラ。傍らには髑髏の騎士がいます。懐かしいのではなくて、とフローラが尋ねるところから、この鎧は騎士が昔使っていたようです。

どれほど危険なものかわからぬ道理はあるまい、とフローラに語る騎士。鎧なのに危険とは、嫌な予感がします。だからこそガッツたちの旅路に必要になるとフローラは考えたのです。

人は過ちを繰り返すように見えるけれど、因果は円環ではなく螺旋だというフローラ。哲学てアウフヘーベン(止揚)という言葉があるそうですが、まさにこれですね。

フローラは「あの子たちがあなたや私と同じ道を選ぶとは限らない」と言います。彼らの道がどんなものだったのか、とても気になります。

使徒たちが迫ってきたのを知った騎士は馬にまたがります。戦ってくださるの、でもどの道私は、と言うフローラ。騎士の名言「なればこそ安らかにあれ」。またまたかっこいい。

彼女の死に際だからこそ、安らかに眠らせてあげたいというのです。騎士にはまだ人の心が残っているようです。フローラは「ありがとう、あなたの真心忘れないわ。古き友よ」と語ります。

騎士は約千年生きています。その長い時間のどこでフローラに出会ったのか、気になります。友といっていますが、もしかしたら恋人同士だったのかもしれないと思いました。

騎士がゴッド・ハンドに復讐を遂げるために、フローラは魔術を極めたのでしょうか? 二人の過去が明かされる日が来るのでしょうか。


襲撃

せめて最後にもう一度、あなたのはにかむ笑顔が見たかったとつぶやくフローラ。その念はかすかにシールケに届きます。彼女がどれだけシールケを大事にしていたかがよくわかります。

ガッツが倒れ、幽体にひどい傷がついているのをシールケは知ります。念話で何があったのかを聞くシールケに、ガッツは「ぶん殴ってやったのさ。こいつで一発、天使気取りのばけもんを」と答えます。確かにあいつらはばけもんです。

しかしゴッド・ハンドのような魔の存在が力を持つのは、人間の意識の底に共通して流れる潜在意識が、魔でもいいと、力による救いを求めているからかもしれません。

シールケはそんなことできるはずがない、高位の霊体に人間が戦える手段など、と考えますが、幽界のものを斬ることに特化した剣ならもしかしたら、とも思います。

ガッツたちは異様な雰囲気を感じていました。霊樹の館は火を上げて燃えていたのです。

使徒に斬りかかるガッツですが、傷のためによたついてしまいます。しかしそこに髑髏の騎士が登場、戦ってくれます。気づけば彼らの周りには、すでに騎士の倒した使徒たちが転がっていました。


館の中

使徒たちはフェムト転生の時の蝕に現れた髑髏の騎士を思い出し、その生贄であったガッツにも気づきます。そして、ゾッドも現れます。使徒どもが言っていた「主」とはまさかと言うガッツは、知れたことと答えるゾッドの言葉に、それがグリフィスであることを知ります。

そこに進み出たのがグルンベルド。鷹の団の一武人として、黒い剣士に一騎打ちを所望すると語ります。やはり使徒どもがフローラを攻めたのは、グリフィスの指図だったんですね。

館の中のシールケは、フローラを探します。そこに炎の中の彼女の姿がビジョンとして浮かびます。彼女はあの鎧を黒い剣士殿に、とシールケに伝えます。

ガッツはグルンベルドの力の強さに驚愕します。人の姿のままなのに。グルンベルドの甲冑や盾、とてもかっこいいです。でもあんな化け物どもに鷹の団を名乗られるのは、本当に腹が立ちます。

死んでいったジュドー達も嘆くことでしょう。ガッツは敵に次々にダメージを食らい、鎧のない体は傷が開いてしまいます。


騎士とゾッド

ゾッドは髑髏の騎士の相手は自分だといい、部下に魔女の首を取ってこさせます。彼が隊長だそうです。使徒に転生しても上下関係があるんですね。

騎士は隙を見て館に行こうとしますがゾッドが許しません。フローラを救おうとしたんですね。やはり彼にはまだ人の心が残っていると思います。

シールケたちの前には使徒が現れます。彼女の魔法とセルピコの剣が敵を止め、一行は宝物庫へ。そこにあったのはあの鎧でした。

ガッツに迫る砲弾。しかしゴーレムが立ち上がり、防いでくれます。そこにシールケの念話が来て、鎧のことを伝えます。木のうろに転がり込んだガッツ。扉が開いた先は宝物庫でした。

傷だらけのガッツにあの鎧を着せれば命の危険も、とためらうシールケ。自分の責任だと自分でどうにかしようと思いますが、ガッツが微笑みながら止めます。ガッツの表情がいいです。


鎧の力

鎧をガッツに着せるイシドロたち。使徒が扉を破って侵入しますが、イシドロたちをどんと突き飛ばしたのはガッツでした。

外に出たその使徒は、中から剣でひどく斬られます。上から襲いかかった別の使徒もたやすくやられます。とても負傷しているガッツとは思えません。

その様子を見たゾッドの名言「懐かしいな宿敵(とも)よ。やつにも同じ道を辿らせるか。貴様と同じ冥府魔道を」。とてもかっこいい言葉です。

懐かしいなということは、ゾッドはあの鎧をつけていた髑髏の騎士を知っているということですね。ゾッドは300年は生きていますから、けっこう最近まで騎士はあの鎧を使っていたということになります。


力の根源

ガッツは、痛みを全く感じなくなったこと、そして湧き上がる凶暴な衝動を感じていました。それとともに鎧の形が変わり、頭蓋骨から狼のようになります。彼の衝動が形をなしたのでしょう。

以前の鎧は頭蓋骨でしたから、やはり前の使用者は騎士だったんですね。

ガッツはグルンベルドをたやすく吹き飛ばし、奴の大砲を自分の大砲で粉砕します。シールケはあの鎧は鉱精(ドワーフ)の呪術、狂戦士の甲冑だと語ります。

鎧の中の禍々しい気の流れに同調した者は、痛みや恐怖を忘れ、人体の限界を超えた能力を発揮するのです。命の危機と引換に。なるほど、リミッター解除という感じですね。

だとすると、髑髏の騎士はあの甲冑を使っていた後どうなったのでしょうか。


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