ベルセルクラボ » 1-30巻のネタバレ有りレビュー »

ベルセルク29巻のネタバレ有りあらすじ・感想

ベルセルク29巻のネタバレ有りあらすじ・感想

スポンサードリンク


イシドロは襲ってくる大人を初めて(人間を)斬ります。しかし致命傷は負わせません。ソーニャにまでおサル君と呼ばれています、頑張ってるのに。

シールケは念話でガッツに危機を伝えます。そこにミュールも現れ、助太刀してくれます。イシドロと違い、ためらいなく大人を斬り殺します。やはりイシドロは人を殺してしまうことにはためらいがあったのですね、人間的には正しいですけど。

そこに船上から降りてきたのはいかにも海賊風のお頭です。イシドロも油断したところをお頭の足についた刃物で組み伏せられます。ところが、彼らの足元に眠っていたのは、兜にひげのついた鎧姿の男。どこかで見たような。

男は立ち上がり、海賊どもを見て攻撃を仕掛けます。おー、ファルネーゼの部下だったアザンです。もう会えないかと思いました。彼のおかげで海賊は退治され、海に落ちた泳げないお頭もイシドロにやられます。

ガッツも応援に来ていましたが、この様子に隠れていたようです。ミュールたちはクシャーンの子供たちを自分たちのところ、つまり鷹の団の陣営に連れていくようです。

イシドロは海賊から奪った剣をミュールに渡し、剣なしで子供たちを守れるのかと言います。いいとこあります。ソーニャはシールケに、一緒に来ない、と誘います。

スポンサード リンク


イヂドド

ソーニャは巫女センサーで、ガッツがシールケの恋心を抱いている人だと見抜きます。鋭いです。グリフィスのところは、確かにいろんな人を受け入れる包容力があり、人々の救いになっています。このままではほとんどの人がグリフィスを救い主として仰ぐでしょう。

そうなるとガッツたちの居場所がなくなってしまいそうですが。ミュールとイシドロは殴り合いをしています。そして自分の甘さをミュールに指摘されます。

ソーニャたちは街を去ります。なぐられてひどいことになったイシドロの顔があわれです。ミュールに名前を聞かれて「イヂドド」と答えるイシドロ、ミュールもそういう名前だと勘違いしてしまうのが笑えます。

イシドロは照れながらシールケに謝り、シールケも助けに来てくれてありがとうと答えます。イシドロも素直になってきたか?

酒場で食事をとるガッツたち。シールケは普通の格好に着替えてほめてもらいますが、チラっと見られたイシドロはまたも憎まれ口をたたきます。アザンも地面に落ちた食べ物を密かに拾っています。

シールケは、お師匠様、自分は粗野な人間の世界で、私笑えています、と考えるのでした。


ソーニャの気持ち

ソーニャはヴリタニスから帰ってきて、グリフィスに会いに来たのです。そこにシャルロットが現れ、お手製のお菓子をグリフィスに差し出します。

それなのにソーニャはまず自分がお菓子をとって食べてしまいます。ソーニャを連れていき諭すミュール。普通なら姫のお菓子を平民がとって食べたら打ち首でしょうね(笑)。

一人になったソーニャ。森の外れではアーヴァインが一人、焚き火にあたりながらリュートかギターのような楽器を弾いています。彼は狩人だったんですね。

いつも一人だというアーヴァインに、自分も一人だった、孤独で不安だったのはシャルロットだけじゃないんだから、と苦しい胸の内を明かします。そして眠ってしまったソーニャに、そっとアーヴァインが服をかけてやるのでした。

アーヴァイン、とても渋いですね。彼は何に絶望して転生したのでしょうか。ソーニャは特殊な能力がありますが、それ以外は普通の少女ですね。

スポンサード リンク


父との再会

ファルネーゼは、船の手配を私に任せていただけませんか、と言います。セルピコは彼女が何を考えているか察したようです。二人はヴリタニスのヴァンディミオンの別邸でしょうか、を訪ねます。

そう、ファルネーちゃんは実は大富豪のご令嬢なんですよね。彼女の父であるヴァンディミオン卿と話していたのは息子のマニフィコ。自分の経営手腕を父が認めれくれません。

他にもジョルジオとポリティアーノという兄弟がいるようです。父と再会したファルネーゼですが、威厳ある父にお前はこの家の名前を汚すだけだと言われ、船のことを言えませんでした。なんかかわいそうです。いくら金持ちでもこんなオヤジじゃ子どもも大変です。


兄の頼み

シールケは逆にキャスカに服を取られて、そのままガッツのベッドへ。恥ずかしさの余り、ガッツの記憶を消すために魔術を発動させます。怪我している上に消し炭となるガッツ。

マニフィコはファルネーゼと庭園で話し合います。彼は妹に同情的でした。そして、ファルネーゼが仲間と旅をしており、船が必要だと知り、頼みを聞いてくれれば船を用意すると言ってくれます。どんな頼みでしょう?

ヴァンディミオン一家はなんだかぬくもりの感じられない家庭ですね。親父は仕事ばっかり、母親は遊んでばっかり。

宿屋ではイシドロとパックが蟹でギャンブルをしています。耳に赤鉛筆を挟んでいるのはギャンブラーの証です。そこへ戻ってきたのはセルピコ。船は用意できたが、ファルネーゼは戻らないと言います。ええ?

ファルネーゼは、バラの飾られた場所で兄の友人、ロデリックに会っていました。ロデリックはイースという国の第三王位継承者です。さすがブルジョワジーは友達もすごい。


婚約

ファルネーちゃんはロデリックとの婚約を引き受けたのです。船を用意する見返りに。ですがロデリックはファルネーゼのことが気に入ったようで、話のわかる男のようです。

ロデリックは彼女を野の白百合に例えます。これを見てスキャンダルよ、と叫ぶイバレラの顔がすごいです。セルピコはファルネーゼが結婚してもいいんでしょうか? 従者としてはもちろん素直に従うべきですが、彼女のことを愛しているはずです。

ということはロデリックは恋敵。イバレラたちは早速ガッツたちに報告します。ガッツは事情を察しながらも、キャスカのお守りとうまいめしの代価が船一隻では割に合わないと言います。

もちろんうまいめしとはピコリンのことです。ファルネーゼはガッツたちのことを考えて婚約を引き受けたのでしょうか。あんなに魔術を勉強していたのに。

ファルネーゼにとって、温かい団欒は生涯で初めてだったんですね。たとえ死霊がいる荒地での焚き火であっても。

彼女は母がいるのを目にします。母は南の島で遊んでいたそうです。いいなー。母は彼女が婚約したと聞いて驚きます。そして、好きな殿方はいないのかと。


弱い人

そう問われた彼女の頭にはガッツの姿が浮かびますが、いいえ、と自分で打ち消します。でも好意は持っているんですね。いいのか、ピコリン!ここでファルネーゼがイシドロを思い浮かべたら衝撃の展開でした(笑)。

いいえ、あの人はサルだから…となりそうです。

母はファルネーゼの胸の内を見透かしたようです。そして、ヴァンディミオンは弱い人だと語ります。弱いから世界のすべてを牛耳らないと安心できないのだと。それは言えます。世界の奴隷という言葉が面白いです。

母の名言「あの人には理解(わか)らないものを受け入れる強さは無いわ」。これはまさに名言だと思います。理解できないものは排斥するほうが簡単ですからね。お母様は遊び歩いているだけのようで、実はとても洞察力のある人のようです。

そして、あなたはどこかに居場所を見つけることができたなら、人一倍痛みを知るだけに誰よりもやさしくなれるでしょう、と言います。もっと早くこういう言葉をかけてあげればよかったのに、とちょっと思ってしまいます。

ファルネーゼは市政府主催の舞踏会に呼ばれ、母も一緒に行きます。マニフィコがなにか企んでいると気づいたようです。

ガッツたちは宿を出て、ファルネーゼに会いに来ていました。シールケは魔女の服に戻っています。イシドロがだな、というコマのシールケの表情がとてもよいです。もはや彼女にとってここが家になっていると感じます。

ガッツたちの目の前を、馬車に乗ったファルネーゼたちが出ていきます。今回はファルネーちゃんの母の言葉が印象的でした。


歪(いびつ)

会場にはオーウェンの姿も。ミッドランド貴族で、ラバンと仲の良い忠臣です。彼はミッドランドの貴族たちがけんかをするのを止めさせます。彼は第一に国のことを考えているようです。ただ、尊厳王がグリフィスにした仕打ちや、バーキラカ、ワイアルドのことを知ったら驚くでしょう。

イースは北の辺境国のようです。ロデリックは密かにイースをもり立てる覚悟のようです。そこにマニフィコの母が登場し、マニフィコは驚きます。母はロデリックの人柄もよく見抜いています。

続いてセルピコにあった母。10年もファルネーゼに仕えていると聞き、「となるとあなたもそうとう歪ね」と言います。歪んで絡み合った二人は離れられないというのです。その鋭さにセルピコも脱帽のようです。

あるいはファルネーゼたちのお母さんは、鋭くていろんなことが見えてしまうので、遊び歩いてそういうものを見ないようにしているのかもしれませんね。

セルピコはガッツにここで決闘することを申し出ます。この柱の間、たくさんの柱や天井のアーチ部分など、とても綺麗に描写されています。ガッツはドラゴン殺しを抜きますが、柱に邪魔されて振れません。セルピコの作戦だったのです。


広告
ベルセルク全巻セット(アマゾン)
一気に読める単行本セットです。

ベルセルクラボのトップページ