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34巻のネタバレ有りあらすじ・感想

34巻のネタバレ有りあらすじ・感想

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ダイバは翼竜に乗ってガニシュカの正気を取り戻そうとしますが、兵だけでなくダイバのことすらわからなくなっています。実際、自分とは誰かということすらわからない、自我を失った状態です。

これではいくら力を得ても、地上の帝王であっても意味がないですね。私もチャンスがあっても再転生はやめときます(笑)。

そしていくつもの口から火を吐き、火の玉を撒き散らします。まさにこの世の終わりを思わせます。

誰ぞ在れ、と叫ぶ大帝の顔も不気味です。

よくみると法王の帽子をもっている係がいるんですね。あんな重そうなのをいつもかぶっていたら大変ですからね。

グリフィスは戦魔兵に「放魔」と告げ、兵は使徒としての姿に変身します。こんなにたくさん使徒がいるのも久しぶりです。

たちまちゾッドたち使徒と、化け物たちが戦いを始めました。でもこれで、グリフィス軍にもバケモノが揃っているとばれてしまいます。それはいいんでしょうか。

やはり使徒たちの姿を見た人間たちは不安にかられます。こんな奴らをなぜグリフィスが従えているのか、グリフィスも化け物の一味なのかと。その疑問は合っていますが。

しかし、そこへソーニャの念話が響きます。「愚か(ばか)ァ」と。ただ一人敵に向かっていったソーニャですが、敵を射殺して彼女を助けたのは変身したアーヴァインでした。

狼のような姿でかっこいいです。使徒はかっこいいのとカッコ悪いのとの差がとても大きくて不公平ですよね(笑)。私は不気味な奴が好きですが。

ソーニャの一騎駆けはみなの心を動かしました。兵士たちは戦う気持ちになり、グリフィスは命令を下します。確かにあれだけいては、使徒だけで防ぐことはできません。

まず砲撃や矢を食らわせ、続いて騎兵が切り込み、槍隊が刺します。大量の槍が敵を刺す姿は圧巻です。

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ダイバの驚き

空からこの様子を見たダイバは驚きます。使徒は貶み(さげすみ)貶まれ、嘲り嘲られる存在であるからです。確かに、使徒に転生するには自分の半身とも言える大事なものを生贄に捧げなければいけません。

それは人に道に背くことですから蔑まれて当然ともいえます。しかしその使徒が人と共闘しているのです。

ところでラバンの横にいる騎士、タコみたいな仮面をかぶっていますが、使徒並みに不気味だと思います。

ゾッドの背中には、グリフィスが乗っています。触手のような腕の間を、登り続けていくゾッド。ようやく辿り着いた穴の中こそ、敵の中枢のようです。そして中心には、大帝の顔がありました。

ガニシュカは父を殺すために暗殺者を使い、毒矢を吹かせています。しかしその暗殺者を自分が殺したんですね。口封じのために。

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無明の王者

こうして王位についた彼ですが、自国を他国の侵略から守るために戦争に明け暮れます。他国の王族を妻に娶り、息子も生まれましたが家族を顧みることはありませんでした。

そして大国の王となったガニシュカですが、宴で息子に毒を盛られます。死に際の王が手にしたのはベヘリットでした。

生贄には息子を捧げています。ということは、ガニシュカ自身は父と違い、心のなかでは息子を愛していたのだと思います。

ガニシュカの名言「生とは…世界とは…闇だ。何もみえぬ闇の中、脅え脅かし、のたうち這いずる。無明…それが命…」。

確かに、彼の人生を考えても説得力のある言葉です。世界最大の権力者にしてこの言葉です。

しかし、そこに手が差し伸べられます。フェムトに姿を変えたグリフィスの手です。彼は自在にゴッド・ハンドの姿になれると判明しました。


フェムトが背負っている光とは、つまり深淵の神の力ということでしょう。確かに人間の創りし神が人間を救ってくれない以上、グリフィスでもガニシュカでも、法王でも多くの人でも、光となるのは深淵の神の力しかない気もします。

ガニシュカはその光りに包まれて涙を流しますが、そこへどこかで見た剣が。空間を切り裂いたのは、髑髏の騎士の喚び水の剣でした。そしてフェムトの後ろをとります。この展開には興奮しました。

騎士は斬りかかります。この太刀、確かに地面のガニシュカは切り裂きましたが、フェムトは空間を歪めたので彼にダメージを負わせることはできませんでした。

それにしても、待っていたというのですから、フェムトは騎士の襲撃も予想していたということになります。また、空間を歪めたので、騎士の剣といえどもゴッド・ハンドを葬るのは難しそうです。

フェムトは語ります。二度に渡る転生と、更なる幽界の深きに達する一太刀により、扉は開かれたと。そして、切り裂かれたところから光が発せられます。

その光はガニシュカを覆い、地上の人々も照らします。スケールが大きいです。光は地上を、そして星全体も覆いました。

これこそ因果律の定めるところで、深淵の神の望むところなのでしょう。


世界が重なった

光が世界を覆ったことで、現世と幽界が重なったということになります。スラン、コンラッド、ユービック、ボイドの姿も見えますから、奴らの望むところでもあったのでしょう。

問題はこの世界の中で人間が幸福になれるかどうかです。魔物に追い回されているところを見ると、あまりそうは期待できそうにないと思います。

ただ、絶対者であるグリフィスにすがれば、使徒や魔物に殺されることもなく、人間は絶対の平和と幸福の中で生きられるのでしょうか。そうなるとスランが蝕のときに語った、暗黒時代とはいえない気もします。

つまり、フェムトによって放たれた光が本当の光か、闇なのかが気になるところです。


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